Jose Vigil
1979年、スペイン・アストゥリアス生まれ。音楽家である父のもと、幼少期から音楽に囲まれた環境で育ちました。家具製作の木工技術を学ぶ傍ら、抑えがたいギター製作への情熱に突き動かされ、グラナダに最初の工房を開設します。
現地の名工アントニオ・マリン、ラファエル・モレーノ、ジョン・レイらの工房に足繁く通い、貴重な助言を受けながら、自らの製作美学を磨いていきました。
彼の楽器は「演奏者が音楽表現に自由に集中できること」を理念に、木材の選定から製作環境の整備、細部の仕上げに至るまで、徹底した配慮と高い精度によって作り上げられています。そのサウンドは素直で明確な発音を持ち、やや太めでふくらみのある響きが特徴で、師であるアントニオ・マリンを彷彿とさせる音色が耳に心地よく響きます。
若々しさと洗練を兼ね備えた作風は、伝統に深い敬意を払いながらも現代性を志向する近年の優れた若手製作家に共通する特長といえるでしょう。その中でも、控えめで誠実な佇まいの中にそれを体現している点が、ホセ・ビヒルの大きな魅力です。
アウラが注目する、新時代を担うギター製作家のひとりです。
ホセ・ビヒル製作 アウラショップオリジナルモデル
640mmスケール、2022年以来の待望の新作が、まもなく入荷予定です。



