伝統工法を継承する邦人ギター製作家

受け継がれていく、
伝統。 伝統工法を継承する邦人製作家

伝統とは積み重ねられて来た技法・形式の踏襲だけではなく、
『時にその時代の新たな「かたち」も取り入れながらも、そこから立ち現われて来るものは、
間違いなく脈々と流れ続けている本流に確実につながっている様』と言えるかもしれません。

自分たちの作る異国の楽器「ギターラ エスパニョーラ」が、
トレースから始まった脈々と流れる本流に繋がっている、繋がってみせるという気概を持ち、
製作を続けている日本の製作家たちをご紹介いたします。

受け継がれていく、
伝統。 伝統工法を継承する邦人製作家

伝統とは積み重ねられて来た技法・形式の踏襲だけではなく、
『時にその時代の新たな「かたち」も取り入れながらも、そこから立ち現われて来るものは、
間違いなく脈々と流れ続けている本流に確実につながっている様』と言えるかもしれません。

自分たちの作る異国の楽器「ギターラ エスパニョーラ」が、
トレースから始まった脈々と流れる本流に繋がっている、繋がってみせるという気概を持ち、
製作を続けている日本の製作家たちをご紹介いたします。

伝統工法を生んだ巨匠たち

ギタリスト、そして作曲家として偉大な足跡を残したフランシスコ・タレガ。彼のその才能を開花させたと言っても過言では無い楽器、「アントニオ・デ・トーレス」
スパニッシュギターと巷で呼ばれる楽器は、スペインに生まれたこのギターに端を発しています。

そしてトーレスの優秀さを認め、その工法やスタイルを研究して、ボディを少し大型化した独自のスタイルを確立していった「マヌエル・ラミレス」

卓越した演奏と音色で聴衆も魅了し、クラシックギターの地位を不動のものとしたアンドレス・セゴビア。
その彼を一流の演奏家に押し上げて行く大きな力となった楽器、「サントス・エルナンデス」
マヌエル・ラミレスの後継者としてサントス・エルナンデスと並び称される「ドミンゴ・エステソ」

スペインで彼らが継承したこの工法はやがて、ドイツの「ヘルマン・ハウザー」、フランスの「ロベール・ブーシェ」へと連なり、その伝統の技はヨーロッパから全世界へと伝えられて行きます。

アントニオ・デ・トーレスAntonio de Torres

アントニオ・デ・トーレスは、古く長い伝統を持つスパニッシュギターの製作法を研究、豊かな音量と多彩な音色を生み出す大型のボディと構造を創始し、コンサート・ギターを確立して現代ギターの礎を築いた、ギター製作界のストラディヴァリと称される巨匠である。
1817年アルメリア市郊外で生まれた彼は、21才の頃から市内で指物大工の職につき木材に関する豊かな知識と木工技術の基本を身につけ、1842年頃にはグラナダに移り住み身につけた木工技術を生かしてホセ・ぺルナスの工房でギター製作を始めている。
その後1845年最初の夫人を病で失った後は独自に演奏法や製作技法の研究に専念し、1852年からセビリアに移りセラへリア通り32番地に自身の工房を開設している。そして1870年頃ギター製作のため私財を使い果たした彼は、セビリアからアルメリアへ戻り陶器と硝子製品の店を出すことになるが、ギター製作を再開したのは1875年になってからで、1882年には生地のアルメリア市郊外に移り他界するまで製作を続けた。
因みに52年から69年までのセビリア時代を彼の製作における第1期、この75年から没年の92年までが製作の趣きが異なる第2期と位置付けられ、N0.1からギターに連続番号を付しN0.155が最終となっている。
トーレスのギターを最初に使用した演奏家はフリアン・アルカスで、彼はトーレスの良き友として共に仕事や旅をして、この天才を生涯励まし続けた。そしてギタリスト、作曲家として最も偉大な一人フランシスコ・タレガもまたトーレスを愛用し、彼のギターによってその才能を開花させ、後進への道を示したのである。

マヌエル・ラミレスManuel Ramirez

ギター製作界においてトーレスに続く最も重要な人物は、マドリッドのマヌエル・ラミレスである。トーレスが活躍していた当時、マドリッドではフランシスコ・ゴンザレスのギターが高い評価を得ていたが、その高弟にホセ・ラミレスⅠ世がいた。そして彼の下からは息子のラミレスⅡ世を初め、パリで工房を開いたフリアン・ゴメス・ラミレス、コルドバのラファエル・カサーナ等の有能な弟子が育っていった。
そのなかでも傑出した才能を持っていたのがラミレスⅠ世の実弟マヌエル・ラミレスで、彼は旧来のマドリッド派の製作スタイルを頑なに守っていた兄と異なり、トーレスの優秀さを認め、その工法やスタイルを研究して、ボディを少し大型化した独自のスタイルを確立していった。
こうしたトーレスを超えようと努力した成果は、やがて1897年アルラバン通りの彼の工房に“王立音楽院の弦楽器製作者”の称号の掲示許可と言う、ギター製作家の最高の名誉を与えられることに結実。その門下から、やがてバルセロナに移り名を成したエンリケ・ガルシアや後継者として位置付けられるサントス・エルナンデス、ドミンゴ・エステソ、モデスト・ボレゲーロ等の有能な製作家を輩出して行った。マヌエルの店を訪れた若き日のセゴビアの瑞々しい感性とその演奏に感動した彼が、サントス・エルナンデスの製作したギターを与えたという話は有名である。そしてこのギターがセゴビアを一流の演奏家に押し上げて行く大きな力となったのである。その後マヌエルの弟子サントスとドミンゴは、この栄誉あるマドリッド派の名声をさらに高め、永いスペインのギター製作の歴史をさらに栄光あるものに発展させてゆくことになる。

サントス・エルナンデスSantos Hernandez

マドリッドで生まれた彼は幼少の頃、装飾品製作の仕事に就いたがそれに飽き足らず、バレンティン・ビウデス工房に入りギター製作を学び始めた。その後グラナダでホセ・オルテガの下で一時修業して、再びマドリッドに戻りフランシスコ・ゴンサレスの息子の工房で製作を続けたが、1893年からは兵役につきキューバに赴いたため製作は中断。ようやく1898年に独立し自身の工房を開くが、32歳の頃マヌエル・ラミレスに強く請われ彼の工房に入ることを決意し、そこで彼が亡くなる1916年まで製作を続けた。そしてその翌年にマドリッドのアドゥアナ通り27番地に自身の工房を開設した彼の下には、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ、ラモン・モントヤ、ニーニョ・リカルド、サビーカスら多くのギタリストやギター愛好家が集まり、お互いの議論も闘わせながらギター文化の中心を形成していった。
サントスは秘密主義だったと伝えられているが、実はこのような状態では仕事も思うに任せず、閉店してから一人で製作をせざるを得なかったのである。
夫人も彼の仕事を手伝い、亡くなるまで銘器の数々を生み出し続けたが、夫妻は子供に恵まれず、弟子も持たなかった為、後継者には夫人が選んだマルセロ・バルベロがなった。また工房はサントスの甥に2代に渡り引き継がれたが、現在はシグエンサの博物館に使っていた作業台や工具などが持ち込まれ忠実に再現されている。彼のギターの特徴は、深遠で重量感に富む低音、充実した中音、美しく澄み切った高音、そして比類のない和音の美しさを備え、まさに最高峰をゆく銘器であった。

ドミンゴ・エステソDomingo Esteso

クエンカ県サン・クレメンテで生まれた彼は、1900年に家族と共にマドリッドに居を移し、マヌエル・ラミレス工房に見習いとして入り製作への道を歩み始めた。やがて彼はその才能を瞬く間に開花させ、サントス・エルナンデスと肩を並び称される高い評価を得る様になるが独立はせず、サントスと同じく師匠の没年1916年まで工房に留まり働き続けた。その後1919年にグラビーナ7番地に自身の工房を開設したが、当時のスペインのギター界はフラメンコが隆盛を極めていたため、製作したギターの多くはフラメンコ仕様のシープレス材の楽器が多く、クラシックギターは限られていた。しかし何れの場合も、木工技術の精緻さとあいまった、重量感ある低音とどこまでも明るく冴えた高音が綾なす音色は比類ないものがあり、独立した時に既に高い名声を得ていた彼は、数多くの銘器を生み出した。
彼の没後は未亡人の監修の下、ビウダ・イ・ソブリーノス・デ・ドミンゴ・エステソ(未亡人そしてドミンゴ・エステソの甥たち)というラベルで、徒弟とし入門していたファウスティーノ、マリアーノとフリオの3人の甥たちが、製作を引き継いでいる。
現在、店を継いでいるコンデ・エルマノスにもフラメンコ・ギターが多いのは、その時以来の伝統である。コンデ・エルマノス(コンデ兄弟)とは、この3人のエステソの甥たちのことである。

ヘルマン・ハウザーⅠ世Hermann Hauser I

ドイツのミュンヘンで活躍した父、ヨゼフ・ハウザーはチターの奏者で、同時に製作と作曲もこなす。
多彩な才能の持ち主であった。この影響を受けたヘルマンは18才からチター製作所で仕事を始めたが1905年には独立を決意し、ギターやリュート製作にも手を染めることになる。また彼自身もミュンヘン・ギター四重奏団の奏者としても活躍していたこともあり、彼は合奏用ギターや、小型のフランス派のギター、ウインナー・モデル、そしてリュートをも手掛ける様になっていた。
そうした折、タレガの高弟のミゲル・リョべ-トと知遇を得て、その愛器トーレスを知ったヘルマンはこの楽器に惹かれ、リョべ-トの助言を得つつ研究し、それを機に製作の中心をスパニシュギターへと移すことになる。そしてその研究に没頭していた1924年には、若き日のセゴビアもドイツに訪れ、トーレスより音に迫力と深みを増す新機軸を盛り込んだマヌエル・ラミレスをヘルマンに見せている。
このギターに驚いたヘルマンは、セゴビアの許しを得てその構造を探求し、出来た作品を彼に見せていたが、1937年に完成した楽器はセゴビアをして「これこそ世界一のギターだ。これ以上のものは作らなくてもいい」とまで言わしめるまでになり、セゴビアは長年使ってきたマヌエル・ラミレスからこの楽器へと持ち替えることになる。これにより彼はトーレスがギターの型を確立して以後の、スペイン人以外で最初の名工になったのである。1946年にハウザー一家はミュンヘンからライスバッハに移住し、後を継ぐことになる息子ハウザーⅡ世と共にⅠ世として製作に専念した。ヘルマン・ハウザーⅠ世の全製作本数は約500本で、そのうち約250本がスパニッシュスタイルで製作されている。

マルセロ・バルベロⅠ世Marcelo Barbero I

マドリッドで生を受けた彼は、幼い頃から家庭の事情でホセ・ラミレスⅠ世の工房に見習いとして入るが、背は低いが筋肉質な躯体の青年として育ち、一時はプロのサッカーチームのメンバーとなり、プロボクサーの道も歩んだ。
やがてラミレスⅡ世の職工として活躍する様になった24歳頃になると、その片手間に音のバランスを念頭においてギターの力木について研究を続け、自身のラベルでの楽器も作る様になった。そして1943年にサントス・エルナンデスが亡くなると未亡人(ビウダ)は、サントスの名声を傷付けない技量を持つ職人として、保存してあった材料や、作りかけた表板や部材を用いてビウダのラベルで製作することを彼に依頼した。残された工具、治具、そしてサントスの仕事を手伝った未亡人のアドバイスなどもあり、その楽器のすばらしさに共感していたマルセロは、情熱を持って立派な作品を約3年間に渡り世に出していった。
こうしてサントスの後継者となった彼は、1948年頃よりトーレスの原点に戻り、立ち上がりの良さと音色の明るさを少し抑え、伸びのある滋味豊かな個性ある音色の銘器を作ってゆくが、1956年に52才の若さで突然他界。残念ながら作品の多くはシープレスのフラメンコで、ハカランダ材のギターは僅少で極めて入手困難である。生前彼の抱擁力ある暖かい人柄を慕って、多くの製作家が彼の工房を訪れており、マヌエル・レジェスやエドガー・メンヒの様な、後に名を成す名工たちもそのアドバイスを受けている。
そしてこの工房で手ほどきを受けたアルカンヘル・フェルナンデスが彼の後継者となり、子息のマルセロ・バルベロ・イーホと共に、その後のスペインギター製作界の中心的存在となってゆく。

ロベール・ブーシェRobert Bouchet

フランスのパリで洋装店を営む家に育ったロベール・ブーシェは、幼少より絵画と音楽に親しみ、1919年に美術教員資格をとり画家としてのスタートを切った。そして1932年にモンマルトルの丘にある住居に移住した彼は趣味でギター演奏を始め、近くに工房を構えるスペインから亡命してきたフリアン・ゴメス・ラミレスと知遇を得ることになる。やがて第2次世界大戦後の1946年、フリアン作の愛器を失った彼は、以前に製作の全工程をつぶさに観察した経験を活かし、自分で製作に必要な工具や治具を作ることから始めて、自身のギターを作ることを思い立つ。そして完成した最初のギターは既に銘器の片鱗を伺わせ、糸巻の彫刻からすべて自身の細工になる丹精こめて作られた彼の楽器は評判となり、プレスティ、ラゴヤ、プジョール、ギリア、ブリームら一流の演奏家たちからも次々注文が入るようになっていった。1956年からは、それまでのトーレス・システムから独自の構造を考案し、表板をよりよく振動させることに成功、年間3、4本ペースで製作され、亡くなるまでに作ったギターの総数は154本である。寛大で思慮深い人柄を偲ばせるエピソードも数多く、フレタI世と旅行を楽しんだり、ロマニリョス夫妻と一時を過ごしたり、グラナダのマリンを訪れたりと製作家たちとも深い交友で結ばれていた。
ブーシェ夫妻は子供こそ恵まれなかったが、彼の純粋な魂と精神はグラナダのマリン、パリのマゼーやフレドリッシュらの弟子たちに受け継がれている。

アルカンヘル・フェルナンデスArcangel Fernandez

マドリッドの中心部の南東の庶民的な地区、ラバピエスで生まれた彼は少年期に映画スターを夢みて数本の映画にも出演したが、13歳のころ家具職人としての職につき、趣味でギターを弾き始めた。そして忽ち腕をあげた彼はやがてフラメンコギタリストとしても様々な仕事を手掛ける様になる。やがて兵役を終えたのち、彼はギタリストの道を歩む事を決意して、良い楽器を物色するため、名工として名を馳せていた近所にあるマルセロ・バルベロの工房に足しげく通う様になって行った。しかし演奏の仕事は思うに任せぬことも多く、迷いがあった彼にマルセロは工房に入ることを勧め、アルカンヘルは当初は演奏の仕事も続けながら働くことを条件にそれを受け入れた。 ところが唯一の弟子として仕事を始めると、演奏ができ家具職の知識もあった彼は、マルセロの楽器に何か秘密が隠されているのではないかと強い好奇心を抱いて、瞬く間にマルセロの片腕となる程までに成長を遂げて行ったのである。
こうして順風満帆に新たな道を歩み始めた矢先の1956年、マルセロは当時中学生だった息子(マルセロ・バルベロ・イーホ)を残して急逝。アルカンヘルは2年弱の間に学んだことを礎に、未亡人の依頼に応えて残された注文分を製作することになる。そして1957年にそのすべてを完成した彼は、師の工房の近くヘスス・イ・マリア通りに工房を構えて自らのラベルで製作を始め、此処で2011年まで自分の製作態度を守り続ける頑固で一徹な製作家として素晴らしい作品を残している。
スペインのギター製作界の中心であったその地で生まれた彼の楽器は、その極端に少ない製作本数故に知る人ぞ知る幻の銘器とスペインでは言われている。

マヌエル・レジェスManuel Reyes

グラナダ県のバジェーナで生まれた彼は1944年に製材所で働いていた家族と共にコルドバに移住した。両親はその仕事を継ぐことを望んだがフラメンコの音楽が日常に溢れている環境のなか、彼の興味はギターの演奏へと強く惹かれていった。やがて壊れたギターの修復をしたのが契機となり独学で製作を始め、その後ホアキン・サンチェス・ガリステーロの工房で製作の助言を得つつ、24歳の時に製作家として独立しコルドバに自身の工房を開くことになる。
そして1956年に名ギタリストのペペ・マルチネスの演奏を聴き、彼の弾くマルセロ・バルベロI世の楽器の製作技術と高貴な音色に感動したマヌエルは、マドリッドの工房を訪ねて教えを請うことを決意。ペペが紹介状を認め実現したその出会いはわずかな期間ではあったが、その才能を高く評価したマルセロとの文通は彼の逝去まで続いた。やがて指導を十全に活かし更にアンダルシア独自の色合いを加味した彼の楽器は評判を呼び、彼の工房には多くのギター関係者が訪れる様になって行った。そこで彼は1979年に観光スポットとしても知られるポトロ広場に面したその工房をギターフェスティバルの事務所へ提供して、静かな環境のアルマ通り7番に工房を移転し注文を限定することとした。アンダルシアが生んだ現代の銘器としてマニア垂涎の的となっている彼のギターを愛奏するギタリストは、ビセンテ・アミーゴ、トマティート等枚挙の暇が無い。同地で開催されたロマニリョスの講習会で表板を調達出来なかった生徒に貴重なストックを提供した等の逸話もある暖かい人柄と、厳しい製作態度は現在子息、マヌレル・レジェス・イーホへと受け継がれている。

ホセ・ルイス・ロマニリョスJose Luis Romanillos

マドリッドで生まれ育った彼は13歳でまず家具職人の徒弟となるが、彼の住んでいた下町、ソンブレレリア通り周辺には多くのギタリストや製作家たちが住み、その影響もあって幼少よりギターの音色に魅せられていた。やがて仕事の関係で1956年にイギリスに移住した後、スペインへの郷愁にかられた彼は自宅の台所で1冊の製作入門書を頼りにギター作りを開始。そうして暗中模索を繰り返しながらも完成した楽器が徐々に売れるようになってきた頃の1970年、顧客の一人から名手ジュリアン・ブリームを紹介されることになる。ブリームは即座にその才能を見抜き、セムレーの自宅敷地内にある、以前製作家のデヴィッド・ルビオが使用していた工房を彼に提供までしている。この名手からのアドバイスの下、1973年にはブリームがその後コンサートと録音に長く使用することになる有名なギターを完成させている。
1995年にはスペインのグアダラハラ県のシグエンサの小村に移住。以前各地で開催していたフェスティバルの一環としての製作講習会に物足りず、長期間泊まり込みで指導するマスタークラスを数回にわたってシグエンサで主宰して、多くの若き才能が集う場とした他、同地のギター博物館へ自身の貴重な楽器コレクションを寄贈し、その開設のため尽力している。
そしてその情熱に衰えはなく、製作のみならずその歴史についての研究にも余念のない彼は、妻と共同でトーレスの生涯と楽器についての書を刊行し、更にビウエラについてや、スペインの歴代製作家についての辞書の編纂等の執筆活動に今も力を入れている。

アントニオ・マリンAntonio Marin

グラナダで楽器とは縁のない家系に生まれた彼は幼い頃から、寄木細工の工房で働き始めるが、1959年に父の勧めもありエドゥアルド・フェレールのギター工房で製作の仕事を始め、その工房で数年間学んだ後1961年には独立し工房を持つことになる。そこは当時同門としてフェレールからグラナダ派の音作りの特徴と製作技法を学んだマヌエル・ベジードと共同の工房であったが、彼の意識の中では徐々にアンダルシア地方の色彩濃い楽器とは異なる、より普遍的な音色への希求が高まっていた。そしてその思いはコンサートフラメンコ奏者として著名なマヌエル・カーノの共感を呼び、コレクターとしても知られる彼から銘器のメンテナンスや修理を任され、その楽器を参考に新たな道への模索を続けていた。
その様な折1977年に、或る日本人の紹介で彼はフランスへ赴き、トーレスの精神と技法を発展させた名工ロベール・ブーシェと出会う機会を得る。そしてその才能に驚いたブーシェはヘッドとラベルのデザインの提供し、その後グラナダを訪問して1か月指導をしたうえ、更に1979年に彼を再び3か月間フランスに呼んでいる。 その折比類ない技量と完成度で3本のギターを完成させ、ブーシェに真の後継者として認められた彼は、それを機に同年にアルハンブラ宮殿から市街地へと戻るカイデロ坂を下りきった角にある場所に工房を移すことを決意し、現在も彼はその工房で製作と指導に励んでいる。その周辺には甥のホセ・マリンをはじめ多くの有望な弟子とマリンの人柄を慕い集まった国内外の有能な製作家たちが、マリンと共に今もその文化を守っている。

ダニエル・フレドリッシュDaniel Friederich

家具職人の4代目としてパリで生まれた彼は、仕事を継ぐことよりむしろ音楽に心惹かれていたが、経済的に苦しい環境であったため、最初に購入した楽器は安物のスチール弦ギターであった。その後、彼はクリスティアン・オーバンに師事し演奏を学ぶにあたり、自ら1955年に最初のクラシックギターを製作することとなるが、それはフランシスコ・シンプリシオの単純なコピーであった。オーバンは楽器製作もしたため、彼の助言が大きな力となりその後もダニエルは製作を継続し、1959年には完成した15本目の楽器をロベール・ブーシェに見せる機会を得て、この巨匠から激励を受けることになる。
それは彼をして製作家としての道を歩むことを決意する動機となり、パリに工房を開いた彼は、ギタリストのアレクサンドル・ラゴヤからも助言を得る等貴重な経験を積み重ねて行った。その後1967年にベルギーのギター製作コンクールの技術部門で金賞を受賞し、審査員のイグナシオ・フレタたちからの称賛を受けた彼は、ブーシェから伝統工法とフランスのエスプリを引き継いだ製作家としてゆるぎない評価を確かなものとしてゆくことになる。
彼は音響学の研究にも力を入れ、古楽演奏のためにミーントーンのフレッチングの楽器製作や、現代的音響を得るためカーボンファイバーの表板を試みる等、あるべき音を探求する姿勢は変わることなく、その成果は奏者の思いに小気味よくレスポンスして、伝統に則る深みある音が紡ぎだされる楽器として結実。ロベルト・アウセルを始め多くのコンクール入賞者や著名ギタリストが愛用する楽器を製作する名工としてゆるぎない地位を確立している。

伝統工法を受け継ぐ
邦人作家たち

スペインのアンダルシア地方に端を発した19 世紀ギターからスパニッシュギターへの変遷は
スペイン伝統工法として実を結び、世代を越え、国境を越えた一つの文化となって伝承され、
今日本からも未来へと続く新たな物語が始まろうとしています。

尾野薫Ono Kaoru

1953年生まれ。中学生の頃からギターを弾き始め、大学の木材工芸科在学中その知識を活かして趣味でギターを製作。アマチュアギターコンクールで優勝するなど早くからその類まれな工作技術と音響に対するセンスは注目を集めており、愛好家達の要望に応えて27歳の時にプロ製作家としての本格的な活動を開始。同時期にアルベルト・ネジメ(禰寝孝次郎)に師事し、彼からスペインギターの伝統的な工法を学ぶ。 その後渡西しアルベルト・ネジメの師であるグラナダの巨匠アントニオ・マリン・モンテロに製作技法についての指導を受け、2001年には再びスペインに渡りホセ・ルイス・ロマニリョスの製作マスターコースも受講している。さらにはマドリッドの名工アルカンヘル・フェルナンデスが来日の折にも製作上の貴重なアドバイスと激励を受ける等、現代の名工達の製作哲学に直に接し学びながら、スペイン伝統工法を科学的に考察し理論的に解析研究してゆく独自の方法でギターを製作。日本でのスペイン伝統工法の受容の歴史において、アルベルト・ネジメと並ぶ重要な製作家の一人として精力的な活動を展開している。その楽器はあくまで伝統的な造りを基本としながら、十分な遠達性、バランス、倍音の統制において比類なく、極めて透徹した美しい響きを備えた、現在国内のギター製作における最高の成果を成し遂げたものと言える。

田邊雅啓Tanabe Masahiro

1974年群馬県生まれ。幼少の頃より音楽と工作に深い興味を持ち続け、20歳の時にクラシックギターの製作を志す。法政大学卒業と同時に石井栄に師事して製作技法を学び、同工房にて自作品として140本近くを製作。その後2001年に渡欧して各地の弦楽器工房を訪問すると共に、ホセ・ルイス・ロマニリョスのマスタークラスに参加し、スペインギターの伝統的な製作方法に触れたことで自らの方向性を確信する。帰国後に栃木県足利市に独立して工房を構え、マスタークラスで出会った尾野薫にアドバイスを受けながら製作研究に一年余を費やし、2002年にその後の彼のメインモデルの一つとなるロマニリョスモデルを発表。その後2004年に再度渡西した折には、同地の名工達の工房を訪ね更に見識を深め、特にアルカンヘルからは助言と共にその製作姿勢に多大な影響を受けている。師の教えを実直に守り、ひたすらに良い音を求めるその製作態度を貫き、年間わずか5~7本前後と製作本数が限られるため、現在新作が最も待ち望まれる製作家の一人である。どんな細部も揺るがせにしない緻密で繊細な手と、持って生まれたしなやかな感性で製作された彼の楽器は、伝統に深く立脚しながらも新たな音響のニュアンスを感じさせる作品として高く評価され、2018年にはNHKの人気番組で工房での製作風景が放映された他、新聞や海外のギター専門誌からの取材オファーを受けるなどメディアからも注目されている。

アルベルト・ネジメ・オーノ(禰寝孝次郎)Alberto Nejime Ohno

1952年生まれ。1979年にスペインに留学し、グラナダの名工アントニオ・マリンにギター製作を師事。その期間は2年に及び、その間彼はほとんど家族の一員のようにして製作を共にし、単に技法の習得だけではなくその土地の文化風土や人間性をも吸収しながらスペインの伝統工法を学んでいる。帰国後に発表した彼の楽器は、感性的な領域にまで深くスペインのニュアンスを染み込ませた、国内では初めての本格的なスパニッシュギターと評価されるようになり、1988年にはチェコスロバキア・クツナホラ国際ギター製作コンクールにてグランプリを受賞し、国際的にもその実力は高く評価されている。その他の追従を許さぬ美しく気品のある外観の仕上がりと、重厚かつ濃密で艶やかな音色と十分な遠達性を備えた作風は近年益々円熟味を加え、師のアントニオ・マリン同様にマニア垂涎の楽器として、その評価は不動のものであると言っても過言では無い。また製作と同時に後進の指導や執筆活動にも尽力し、第一回アマチュアギター製作コンテスト審査員、スペインにて第7回コリアギター講習会参加、ギター製作家in八郷審査員をつとめるなどのほか、雑誌<現代ギター>に「君もギタービルダー」を連載、愛好家からの大きな反響を得て「スペイン式クラシックギター製作法」として書籍化されている。

禰寝碧海Nejime Marin

1986年生まれ。父である禰寝孝次郎の下でギター製作を学ぶ。幼少より音楽と工作に興味を持ち、2009年自由学園を卒業後ギター製作に専心することを決意して何度かの訪西の後、2012年9月より父の師匠でもあるアントニオ・マリン・モンテロに師事するために長期間グラナダに在住。「伝統」の重みへの深い敬意と飽くなき探求心、そこへ個性を注ぎ込むことを躊躇しない若々しい冒険心とを併せ持った作風は、一作毎に新たな領域を切り拓いていると言っても過言ではなく、近年ますますその評価が高まっている。スペインギターの伝統的なニュアンスを色濃く感じさせる濃密でロマンティックな響きながらも、どこかストイックな澄明さも同居しているところが彼のギターならではの新しさと個性である。またその外観は極めて美しく、塗装技術においては斯界屈指とも言える父孝次郎とアントニオ・マリンの薫陶を受けた彼だけに、その完成度の高さは比類がない。2017年にはグラナダで開催された国際ギターフェスティバルでのアントニオ・マリン・ギター製作コンクールに入賞。同フェスティバルに参加していた名手ぺぺ・ロメロが彼のギターを激賞するなど、海外での今後の活躍も楽しみな若手の一人である。

清水優一Shimizu Yuichi

1980年東京都府中市生まれ。16歳の時に茶位幸信のギター製作教室に参加し、その後氏が校長を務めるフェルナンデスギター・エンジニアスクールに入学。在学中に河野ギター製作所の桜井正毅に手紙を書き、これがきっかけとなり2000年に同製作所に入社して、製作技法を学ぶと共にギターと音楽についての見識を深めて行った。2013年には退社後すぐにその探究心の赴くままスペイン各地を廻り、ホセ・ルイス・ロマニリョス、マヌエル・カセレス、アントニオ・マリン・モンテロ、イグナシオ・フレタらの工房を訪れ、帰国後に禰寝孝次郎、尾野薫からのアドバイスや指導を受けながら、自身のラベルによる製作を開始する。様々なジャンルの音楽と文化に対する知的好奇心、そして常に広く柔軟な視野を持ちながら、スペインギターの真髄に迫ろうとするその真摯な姿勢は常に揺らぐことはなく、彼の楽器はもはや端倪すべからざる高みに達していると言える。現在は年間5本前後のペースで製作。そのクラシカルで透徹した響きは音色にこだわりを持つユーザーから高い評価を得ており、彼が河野ギター製作所時代に製作した作品をレゲエミュージック界最大の巨匠アール・チナ・スミスの長年愛用していることが、最近国内のギターマガジン誌上で大きく取り上げられ、新たなファン層を拡大していることは記憶に新しい。

栗山大輔Kuriyama Daisuke

1981年生まれ。東京造形大学在学中に学んだ知識を活かし独学でギター製作を始め、卒業後の2003年に某大手楽器店に入社しクラシックギターの修理部門を担当。そこで10年以上にわたり、数多くの国内外の入門用ギターから銘器までのあらゆる楽器を実地に触れる機会を得た。その後リペアマンとして従事したその経験をふまえ、少数ながら自身の楽器製作も同時に進め、やがてそれらの楽器はその作風と完成度の高さに注目した顧客や愛好家が継続的に購入してゆくようになって行った。そしてその才能を高く評価していた或るギタリストが彼を尾野薫に紹介し、2010年より氏の工房にて直接指導を受ける様になると共に、独立して本格的に製作の道を歩むことを決意。トーレス~マヌエル・ラミレスの系譜を自身の製作の最高の規範と考え、忠実にその本質に迫ろうとする彼のギターはどれも伝統の響きを如実に感じさせる極めて良質なものである。現在年間6~8本ほどのペースで製作。弾きやすく、反応性に優れ、伝統工法ならではの音楽的ニュアンスに満ちた楽器はクラシックのプロギタリストのみならず、様々なジャンルのユーザーに支持を拡げている。

佐久間悟Sakuma Satoru

1973年、長野県上田市生まれ。関西外国語大学スペイン語学科在学中より楽器製作に興味を持ち、石井栄氏に指導を仰ぎ、卒業後も理想を求め独自に製作を続ける。2001年には渡西。スペインのシグエンサにてJ.L.ロマニリョスの講習会に参加し直接指導を受けると共に、同講習会にアシスタントとして参加したG.オルディゲス等にもアドバイスを受ける。その徹底した伝統工法に触発され帰国後、郷里の上田市で本格的に製作活動を開始し、その技法を踏襲して製作を続けている。その後ベースとなるロマニリョスのモデルで培った日本人の嗜好ともしっかりと合致した音作りをその他モデルに応用し、2015年ブーシェモデル、2020年オリジナルモデルを発表。伝統的な構造とブレーシングを採用しながら他にはない豊かな音量と多彩な余韻を実現した研究の成果はプロギタリストからも高い評価を得ている。現在は19世紀ギターの製作にも取り組み、新しい可能性を追求し続けている。

伝統と革新が織りなす名作

手ずから指導を受けたり、先達から学んだことを名工たちから伝授され、
自らの方向性を決定づけた作品と師匠へのオマージュ

各製作家が精魂込めて創る作品の中から、その「代表モデル」をご紹介いたします。

作家自身の個性や感性、技術と経験に裏打ちされて登場した
オリジナルモデルと言えるまでに昇華した楽器たち
銘器を産み出してきた名工たちの技と精神を引き継ぐモデルのラインナップです。

アントニオ・デ・トーレス モデル / マヌエル・ラミレス モデル / サントス・エルナンデス モデル / ドミンゴ・エステソ モデル / マルセロ・バルベロI世 モデル / ヘルマン・ハウザーI世 モデル / ロベール・ブーシェ モデル / アルカンヘル・フェルナンデス モデル / ホセ・ルイス・ロマニリョス モデル / ダニエル・フレドリッシュ モデル / アウラオリジナル モデル

この各モデルについてはアウラが刊行したギターカタログ【LAS GUITARRAS】でその特徴をご案内しています。
このサイトをご覧になりこのカタログをご希望の方には、現在無料でご郵送していますので、お気軽にお申込みください。

ギターカタログ
【LAS GUITARRAS】ギターの伝統工法について知る

異文化をしなやかに受け入れてきたスペインと親和性のある日本。
その地で伝統を引き継ぐ製作家、モデル、そして名工の紹介日本にギター文化が根付くまでの変遷が俯瞰できるギターカタログ【LAS GUITARRAS】をご希望のかたに無料進呈いたします。

このパンフレットの巻頭を飾るエッセイは次の様に始まります。

 私たち日本人の、樹木を愛し敬う心は古来より変わらずいまも深い。
 木を理解し、加工し、利用する能力にも長け、他の国にはない独特の文化を形成するほどの熟練と洗練とを伝統として根付かせてきました。
 そのため、木への愛着が深い日本人の手による他分野の工芸品の工法やデザインと、一見全く影響や関係が無さそうなギター製作の世界とが、時に似ている様に見えるのは不思議なことではありません。

次に続く[スパニッシュギターの起源]の小見出し部分は次の様に始まります。

 クラシックギターという楽器における「伝統」とは何でしょうか。
 撥弦楽器としてのその歴史は遠く古の世にまで遡らなくてはなりませんが、ことスパニッシュギターと巷で呼ばれる楽器は19 世紀初めスペインに生まれたアントニオ・デ・トーレスのギターに端を発しています。彼によって、現在にまで至るクラシックギターの完璧な原型が初めて提示され、彼が亡くなった後も、製作史のみならずギター演奏の歴史さえも巻き込んで主要な潮流を形成して行くことになるのです。そうした意味で、我々はギター界におけるストラディヴァリウスと位置付けられるトーレスから始まるこの系譜を、クラシックギターの伝統と呼ぶことができると言えます。
(以下略)

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    こちらで紹介した邦人製作家へ相談し、依頼し、選び、 あなたのためだけの作品をあなたと共同で創りあげる

    我々製作家は、響板の厚み、力木の高さ、ネックの形状まで、全てにおいてコンマミリ単位で、感覚によって仕上げています。
    その最終決定に加わる依頼者の存在と意思。
    依頼者を思い歩み寄り作られた、世界に一つだけのギターがオーダーメイドの全てです。 田邊雅啓

    ご質問等ありましたら 【お問合わせ】ボタンを押してお問合せください。
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    価格、納期等お問合せ内容に沿ったご案内を、メールにて差し上げます

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    楽器にとってメンテナンスは、非常に大切です。
    特に、オールドや手工のギターの場合は常日ごろ、楽器を健康な状態に保つ様、練習や演奏後のお手入れ等に注意を払う必要があります。
    次にギターにとって大切な事は、出来る限り良く演奏をすることです。 弾くことで、楽器に振動が加わり内部の状態が変化して、湿度の変化等を抑えることができます。
    更に、伝統工法で製作した楽器の場合は、膠等が経年変化によって劣化して内部の力木の接着が緩んだり、はがれたりする場合があります。 定期的に楽器のヘルスチェックをすることをお勧めします。
    アウラでは、ヘルスチェックを無料で行っています。 また、修理が必要な場合のお見積もりも無料です。 お気軽にお問い合わせください。

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