
禰寝 碧海 2026年製が入荷しました。
〔楽器情報〕
本器は、アルベルト・ネジメがオリジナルモデルのために製作した小型ボディ用の型を用い、表面板には、オルディゲスから提供された極上の松材を使用した特別なモデルとなります。
通常のオリジナルモデルよりも横幅を抑え、縦方向の伸びを感じさせる独特のボディシェイプを採用しており、コンパクトでありながら洗練された存在感を放ちます。
内部構造には、通常のオリジナルモデルと同様の左右対称7本扇状力木を採用。小型ボディとは思えない豊かな倍音と優れた音響効率を実現しています。
低音は適度な温かみと包容力を備え、中音域は厚みがありながらも透明感を失わず、高音域には艶やかな色彩感が宿ります。レスポンスも非常に優秀で、繊細なタッチから力強いフォルテまで、演奏者のニュアンスを余すことなく音へと昇華してくれます。
また、コンパクトなボディサイズの恩恵もあり、演奏性は極めて良好です。標準的な厚みのネックと適度な弦の張力によって左右両手への負担が少なく、長時間の演奏でも快適な弾き心地を維持します。タッチに対する許容範囲も広く、初心者から熟練奏者まで、それぞれの演奏スタイルに柔軟に応える懐の深さを備えています。
外観もまた、この楽器の大きな魅力です。父・禰寝孝次郎から受け継いだ艶やかなセラック仕上げをはじめ、シンプルでありながら遊び心を感じさせるロゼッタ、優雅な曲線を描くヘッドシェイプなど、細部に至るまで製作家の美意識が息づいています。
華美な装飾に頼ることなく、素材、設計、そして仕上げの美しさで魅せる一本。
慎ましくも凛とした佇まいには、禰寝碧海ならではの品格と感性が感じられます。