
星野 良充 1989年製 が入荷しました。
〔楽器情報〕
星野良充 1989年製 GS 杉・中南米ローズウッド 633mmスケール仕様 Usedの入荷です。
氏のギターは音響バランスにおけるあるべき着地点が明確に見出されており、それは適切さ以上のものを加えないという彼ならではの抑制の美学によるものなのですが、むしろその抑制ゆえに楽器そのものが内包するポテンシャルを充実させてゆくようなところがあります。本器においても杉材の特性を十全に活かし、ほのかにまろやかさと艶を纏わせた音像が魅力的、しかし響き全体は(杉材がしばしばオーディトリアムな響きを強調するために使用されるのに反し)決して重くならず、各音間、各弦間、低音から高音に至るまでのバランスは実に優れており、ボディも十全に鳴り切っていますがそこにも彼ならではの抑制が働き、全体を上品にまとめあげています。発音は弾性感とアタック感とのちょうど中間のような、これも実に心地よい反応で、音色変化のリニアニティも非常に高いものですがやはりいやらしさがなく、曲がジェントルな仕上がりになります。
633mmのショートスケール仕様ですが音量的、音質的なデメリットは一切ありません。ボディサイズやネックのグリップ感なども特に大幅にダウンサイジングしたような感覚はなく、演奏フォーム的には普通の感覚で、左手の演奏だけストレスを軽減したいという方には特におすすめです。
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