イタリア、ミラノ在住の若手製作家 Marco Bortolozzo 2025年新作 ヘルマン・ハウザー1世モデルがまもなく入荷予定です。
クラシックギターの製作において、近年のイタリアの文化的な隆盛はヨーロッパの中で、また世界的に見ても目ざましいものがあります。
アンドレア・タッキやパオロ・コリア―ニといったもはやマエストロと言っても良いほどの存在となったベテランから若々しい才能までその奥行きの深さもさることながら、まさにイタリアらしい伝統への敬意と進取の気性が同居したような数多くの愛すべきギターが生み出されており、日本でもイタリア製のユーザーは着実に数を増やしてきています。.
Marco氏もまたアントニオ・デ・トーレスとヘルマン・ハウザーを自身の拠って立つ最上のモデルとしながら、彼ならではの現代的なセンスで全体をリファインしたような、古風でしかし清冽極まりない逸品を次々と作り出している、現代イタリアきっての俊秀です。
Siccas GuitarsやGuitar Salon International といったクラシックギターの名店でのピックアップもあり、その才能がますますクローズアップされていることはコアなギターファンの間では知られています。ギターショップアウラでも三年前から交流を始めその気さくなお人柄と製作にかける真摯な姿勢、そして何よりも目を見張るほどの美しい造作精度に驚かされ、心惹かれてきました。
まさに名品と言ってもよいほどの美しいトーレスモデルを前回ご紹介してきましたが、2025年新作となる今回は彼のもう一つのフラッグシップモデルともいうべきハウザー1世モデルの入荷が決定。
Marco 氏自身が音そして造作において最高傑作という、美しく、静かな迫力に満ちた1本。出荷直前の製作家本人による画像をここでお届けします。