去10月6日(日) ラミレス来日に伴うフェア開催、そのオープニングイベントとして藤元 高輝「セゴビア使用のラミレスを弾く」を催しました。
荒井貿易のご協力により実現した特別展示中のセゴビア使用楽器ホセ・ラミレスⅢ1967年、同じくコーヒーをこぼしたことで有名なホセ・ラミレスⅢ1985年。 一時代を築いたラミレスとセゴビア、その歴史と共にある今回の楽器を使うことで、時代、演奏法、解釈、姿勢といった個々の演奏家の違いはあれど、連綿と流 れ続ける「何か」を感じて頂ければという思いで企画致しました。簡単なREPORTとなりますが、写真と共にお楽しみ下さい。
サロンコンサートで使われる201試奏室。当日は、机等をどかし、準備します。演奏者と聴衆は、非常に近い距離でこの空間を共有して頂くこととなります。
特別展示中のホセ・ラミレスⅢ1967年 この楽器を使用して演奏されました。
開催を決定してから2週間あまりでしたが、20数名のご参加を頂きました。
落ち着いた雰囲気の中、演奏を開始。高度な技術によって支えられた演奏で、一気に聴衆を引き込みました。
当日演奏されたプログラムは、
ヴィラロボス:プレリュード一番、ガボットショーロ、ショーロス一番
アルベニス:タンゴ
バッハ:「リュート組曲1番」よりジーグ
テデスコ:「ソナタ」よりヴィヴォ・エ・エネルジコ
タンスマン:パッサカリア
グラナドス:ゴヤのマハ40分弱の演奏会となりました。「素晴らしい演奏だった」とのお言葉を多数頂きました。21歳の若き演奏家の今後の更なる飛躍が楽しみでもあります。