
Orfeo Magazineの出版元として知られるフランス、パリのアート系出版社Camino Verde刊。
重要でありながらこれまで綿密な研究がされてきたとは(少なくとも出版分野において)言い難い名工たちの生涯や楽器を、最新の資料と研究、そして何よりも美しい写真で濃密な一冊にまとめあげた「Santos Hernández Rodríguez」「Vicente Arias」「Rene Lacote」などの書籍を精力的に刊行し、本国フランスをはじめ高い評価を得ています。
新刊 : ‘Robert Bouchet, ~Painter & Luthier~’
本業は画家でありながら、治具から糸巻きまで自作し、自身の手でギターを生み出し
たブーシェ。イダ・プレスティやジュリアン・ブリームら名手たちに愛され、わずか154本という希少な作品は、独特で深くクラシカルな音色を持つことで知られています。
本書では、ブーシェの創作ノートや直系の製作家ドミニク・フィールドの解説を交え、その謎に迫ります。さらに、1946年の初作から遺作No.154までを含む22本のギターポートフォリオ は圧巻の迫力。
美しい写真と充実の資料で、まさにクラシックギターファン必携の一冊です。
初回入荷分限定で著者Alberto Martinez氏の直筆サイン入りオリジナルフォトカードを差し上げます。
<目次>
・生涯(His Life)
・画家としての活動(His Painting)
・影響(Influences)
・工房記録(Workshop Logbook)
・ギター製作(His Lutherie)
・美的特徴(Aesthetic Signatures)
・サウンドホールのデザイン(Soundhole Cutouts)
・ラベルと番号(Labels and Numbering)
・工具(Tools)
・ナイロン弦の影響(The Influence of Nylon Strings)
・音響(Acoustics)
・証言(Testimonials)
ジュリアン・ブリーム
ホセ・ルイス・ロマニロス
マイケル・ジェセット&ロベール・ブーシェ
・ブーシェと日本(Bouchet and Japan)
ステファノ・グロンディーナ
アンドレア・タッキ
・後継者たち(His Successors)
アントニオ・マリン
ダニエル・フリードリッヒ
ドミニク・フィール
ジャン=ピエール・マゼ
・ポートフォリオ
関連書籍 『ロベール・ブーシェのギター製作ノート』とあわせて読むと、ブーシェの世界をより深くお楽しみいただけます。
