スペイン伝統ギターの美と技がテーマとなる展示会「Encordadas Tokio 2025 – Guitarra española artesanal」が2025年4月1日から10日まで、駐日スペイン大使館にて開催されます。

左から尾野薫、パブロ・サンチェス・オテロ、田邊雅啓、清水優一の各氏

この催しの企画、運営に携わるパブロ・サンチェス・オテロ氏は、アウラと長年の親交があり2023年10月に来日した際、彼の楽器のオーナーの為の特別クリニックと、師と仰ぐロマニリョスとその製作技法についてのレクチャー、そして東隆幸氏による記念演奏会をアウラ店内で開催しました。

その折、以前同じロマニリョスのマスターコースを受講した尾野薫氏や田邊雅啓氏と、肝胆相照らす仲となり尾野薫氏の工房訪問を約束。その時に三軒茶屋にある斯界では有名な刃物店を一緒に訪れたことは、彼にとって楽しく有意義な思い出になったと後日語っています。

そして、今年に入りイベントのプランニングを進めているなかで、つい先日尾野薫氏の訃報を知った彼は、今回のイベントで日本を代表する製作家として彼の楽器を展示することを提案。同時に栗田和樹氏が展示会場での演奏をされることも決まった折でもあり、この度栗田氏が購入されたBouchetモデルを展示する運びとなりました。

現代の演奏者にとってのプレイヤビリティを追求し、音色の豊かさと共に、演奏性の高さを兼ね備えたギター。
ギター製作の各工程において、厳選された素材の使用して、伝統的な製作技法を忠実に守り、スペイン伝統ギター製作の深い理解と技術に基づき、職人としての情熱と熟練が込められた姿をこの機会に是非ご覧ください。

詳しくは、公式サイト をご参照ください。