ウクレレの種類
ウクレレにはソプラノ、コンサート、テナー、バリトンの4種類があります。
また形もスタンダードタイプやパイナップルタイプ、2本ネック、
6弦、8弦、10弦などの種類があります。
(1)ソプラノウクレレ
一番小さなサイズのウクレレでハアイアン・ミュージックの伴奏などに使われます。
ネックの短いタイプと長いタイプの2種類があります。サウンドも高域が強めの可愛い音が出ます。
ハワイの名手ハーブ・オータ氏はソプラノウクレレをローG調弦で使用しています。
(2)コンサートウクレレ
ソプラノタイプより一回りボディサイズが大きい最も標準的なタイプです。
フレット数も多いのでソロ曲を弾くのにも向いています。4弦にローG弦を使用するとギターからの移行も容易です。
(3)テナーウクレレ
コンサートよりも更に一回りボディサイズが大きく、音質も太くしっかりとしていて伴奏よりもメロディに向いています。
バンドの共演などでもしっかりとした音を出してくれます。ジェイク・シマブクロ氏がこのタイプを使用しています。ギターに近い楽器といえましょう。
(3)バリトンウクレレ
ボディサイズは一番大きくチューニングも他の3種類と違います。
ウクレレのベースと言ったところでしょうか。
<ウクレレ弦について>
ウクレレ弦にはクリアナイロン、ブラックナイロン、フロロカーボン、ガット弦などがあります。
アクィーラから出ている弦は、クラシック弦にも使われているナイルガットが使用されています。
クリアナイロン、ナイルガットはサウンドが標準的で落ち着いており、ブラックナイロンのサウンドはやや金属的、フロロカーボンはチューニングが安定しているという特徴があります。
ハワイの弦も普及していて、味わいのある響きがします。
また通常、ウクレレは4弦がオクターブ高いG音にチューニングされますが、ソロとして演奏する場合などはオクターブ下のローG用の弦を使用します。
ローG弦を使用する場合はナットの4弦の溝が広いものに交換の必要があります。またテナー用の弦は3弦に巻き弦を使用する場合が多いです。
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ウクレレの歴史
ウクレレはルネサンスの時代に、ヨーロッパ使われていた復弦4コースのギターが祖先と考えられています。
そしてこのルネッサンスギターはスペインのカナリア諸島のティンプレとなり、ポルトガルではマデイラ諸島のブラギーニャや、更に南米に渡りベネズエラを中心に盛んなクアトロと言う楽器や、ブラジルでサンバ等の演奏で良く使われるカヴァキーニョの祖先となりました。
こうした民族楽器として単弦に変形して使用される様になった楽器が、1880年頃にポルトガル人によってハワイに持ち込まれ、ウクレレになったとされています。
1898年にハワイがアメリカに統合された後、音楽文化面においても大きな発展があり、それがウクレレにもよい影響を及ぼしました。すなわち、ハワイアンとアメリカの音楽が融合されたことで、ウクレレは幅広いレパートリーを得ることが出来たのです。その当時において。コア材を使用して作られた木目の美しいウクレレは、ヴィンテージ品として現在も高額で取り引きされています。
ところで日本でウクレレと言えば、牧伸二の「やんなっちゃった節」が有名ですが、最近はハーブ・オータ、ジェイク・シマブクロ、B.ヤスイの様なソロウクレレのアーティストも誕生しており、ウクレレ人気に拍車が掛かっています。
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アウラ音楽院 レッスン紹介 ウクレレ