ペペ・ロメロ Jr. 2018年製 が入荷しました。

音量の十分な豊かさを備えながら、極めてバランスフルで円満な音響であるところはいかにも自らに破綻を許さないこの製作家らしいと言えるでしょう。低音から高音まで同じフェーズで整って鳴るその均質感、同時に響箱のたっぷりした奥行きも響きには感じられ、決して平板な音にはしていません。艶やかな音像でギターに相応しい表情の変化と絶妙な抑制とがあり、演奏では曲が自然にまとまってゆく感覚があります。